水分補給はタイミングが大切!バレエ練習での正しい水分のとり方とは?

バレエは子どもから大人まで学べるため、初心者からプロを目指すことも可能です。バレエの柔軟な動きには、姿勢を改善して美容とダイエット効果もあります。それに、バレエは激しい運動ではないため、マイペースに継続できるでしょう。

バレエの動きは呼吸を大切にしているため、練習中の呼吸数増加に伴い、体内の水分が失われています。そのため、脱水症状を予防するためには適切な水分補給が必要です。今回は、体内での水分の役割、水分補給のタイミング、バレエ練習での正しい水分補給のとり方などをご紹介します。

 

体内での水分の役割とは?水分損失による脱水症について

人間の体の約60%以上は水分と言われています。体内の水分の役割は、酸素や栄養分を体内に運搬して、老廃物などの不要なものを尿として体外へ排出します。さらに、汗を出して体温を一定に保つ役割も。

 

普段体を動かさない状態でも、体内の水分は発汗により500ml以上も水分が失われています。しかも、呼吸によって1時間当たり15ml程度の水分が損失。人間の食事からの水分摂取量は約1Lと言われており、飲料水からは約1Lの水分を摂取する必要があります。

 

バレエの練習によって呼吸数と汗の量が増えると、体内の水分が不足して脱水症が起きる可能性があります。脱水症の症状としては、多量の汗、喉の渇き、めまい、ぼんやりする、ふらつく、頭痛、吐き気、尿量減少などが見られることがあります。重症の割に自覚症状が軽いケースもあるため、注意が必要。春や夏の高温の季節では、発汗量が増えますので、日頃からこまめな水分補給が必要です。

 

水分補給のタイミングは?

健康維持のためにも水分補給は大切です。冷えた飲み物は体を冷やしてしまうため、常温のミネラルウォーターや麦茶がお勧め。常温の水は吸収が良いと言われています。水を飲むときは、一度にたくさん飲むと胃腸に負担がかかるため、1回量は150~200ml程度の水分補給が良いでしょう。

水分補給のタイミングは、まずは起床時。寝ている間にも汗をかき、呼吸によっても水分が失われていますので、失った水分を補給しましょう。朝食時は、食前にコップ一杯の水を飲むと、胃腸を刺激して腸の動きをよくするため、排便を促す効果があります。昼食と夕食時は、食前や食事中に水を飲んでください。食事の時に水分補給すると、消化吸収が助けられます。

 

入浴時は、体が温まると大量の汗が出るため、入浴前後に水を飲んでくださいね。就寝前は、睡眠中に失われる水分を補給する必要があります。なぜなら、寝ている間にも汗をかき、体内の水分が失われるからです。水分補給することで、体内の血流が良くなって新陳代謝がアップします。体内の水分が不足して血流が悪くなると、老廃物が体に溜まりやすくなり、慢性疲労や脳血管障害のリスクが上がります。

 

バレエ練習中での正しい水分補給のとり方

バレエの練習の前後に、体重測定することをお勧めします。発汗により体重の減少が見られた場合、体重の減少が3%以上は脱水状態と言えます。体重の減少は2%以内が理想。

例 50kg×0.02%(2%)=1kg

バレエレッスンの時の飲み物は、糖分が多いスポーツドリンクよりも、常温のミネラルウォーターや麦茶がお勧めです。

 

バレエの練習前の30分前までに、250~500mlの常温の水を数回に分けて飲みましょう。練習中は、汗で水分が失われるため、15分毎に50~200ml程度の水をこまめに水分補給が必要。水の一気飲みは体に負担がかかるため、ゆっくりと水を飲むことでミネラルが吸収されやすくなります。バレエの練習後は、汗をかくと体内の塩分やミネラルが失われますので、体重減少分の水分を数回に分けて、水分補給することをお勧めします。

 

こまめな水分補給が大切

健康維持のために大切なのは、水分補給と栄養素バランスの良い食事を摂取することです。水分補給は、健康維持や美容、ダイエット効果もあります。水分補給することで、血行が良くなって美肌を維持し、新陳代謝が上がるため、脂肪燃焼を促進して体重が減りやすくなります。

バレエの練習を継続するためにも、こまめに水分補給を心がけて、美と健康を維持しましょう。

 

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